会いたかった

会いにいきたかった

近くで見たかった

いつも通る あのあたりの 薊(あざみ)

そのうちそのうち いってたら

草刈りが始まってしまって

花の盛りも 下り坂になりつつあって

よそのどこかで 見てもよかったのだけれど

なんだか やっぱりあのあたりの

いつも 目の端に

るらるらと 揺れていた赤紫たちに 

近づきたかったのだ

本日 早めの 帰り道

数日前から 停車ポイントの あたりをつけていたところへ…

やはり ほとんどもう 刈られていて

やっとこ 一群れ

花は ほぼ 終わってるけど 

2輪くらいは これからかもしれない

そして 綿毛のようになっているのは 待望の種?

うちに来てもらってもいいかなぁ…なんて

一方的に 連れ去る行為を やわらげる…紛らす?自己中心的な 人間野郎の わたくし

種っぽいところと 

刈りとられかかって 折れて

もはや 枯れか刈りそうな 茎なのに

なお上向きになっている辺り

いただきました

なんとなく 塞がりそうだった

思いの捌け口が

川沿いの 田んぼの辺りの光に

照らされて

こっちだよ と 思い出させてもくれたようで

そうだね そち こちに あるものね

そうして見つけてきたのだものね…なんて

具体的のような 

抽象的な もやっとした 比喩でしかないような

でも確かに 重みを感じるような 夕日うけて

あぁ 帰れる と 思う

また こよう

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