滂沱の日々

平静を装ってみたり
 
うろうろ さまよってみたり

思い出に 目を 心を とどめると

滂沱 とめどなく

なすすべのない 己の 無力感に

へしゃげたり

気丈な 物言いで 慰めたり

とりとめなく 散らばる こころとからだ

膨らむ 欠落感を 

受け流すのがいいのか 受け止めるのがいいのか…

そんなことを 思ってすぐ

いいとか悪いとかの次元で考える 身勝手さなど なんの価値もないね と 思い直す

うえをむいてもしたをむいてもおもってもうけながしても

今はおさまりどころがわからない

いつかくるであろう 別れを 覚悟せねば と 思っていたけど

こんな形では嫌だ

嫌とか いいとかの 問題ではないけど…

ひょっこり帰ってきて

「なんだよもう~心配したんだからなっ!」て

家中で 笑いたいのに

いつもと変わらぬようすで 「ごはんくだたい」と 擦り寄る 牛太郎に

なぁ ぴち どこさ いんの?帰ってこらいん て 呼ばってこぉ…なんて

真面目に 問いかけてみる

あしもと 覚束無くもなっていた あの身で いまどこにいるのか?と

要らん想像巡らせて

また 震える

泣くと 鼻が詰まるから

泣かずにいたい

こことこ 加齢臭というか 独特の 匂いしてた ぴっちっちっの 行方 探り当てる為にも…

「気落ち」という ことばに すべて押し込めて

今は少し 落ち着こう

命のありかが どこなのか

見つけるすべがあればいいのにね

無能力…と

己を 貶めることが

むしろ 心安らぐ

おと いろ ねつ が

薄れているような 夜だ

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