和合さんの ご本

発売と同時に

大手ネット書店(敢えて 関わりません そこには…)でも 品薄になった

『和合亮一が語る福島”講演会・インタビューと奈良女子大生の福島訪問記“』鈴木康史・編 まほろば叢書(かもがわ出版)

おぢが かもがわ出版に 勤めとるのを 幸い♪と

直接連絡お取り寄せしましたる

で 勢い 2冊頼んで

うきうきわくわくしておりましたのに

なかなか 開かず 眺むるばかり

本を読む 暇もない…訳ではないのに

何か ふと 躊躇う…

本日の お江戸ゆきの 道中に 携えてみました

…前書きで 泣く

ちょ と 閉じて また読む

…感情が 明るみに出る前に 涙が 先走る

なんだこれ?

福島の 保原にて 高校の先生を やりながら

そこに 暮らし 生き続け

「ほんとう」のことばを 紡ぎ 届け続ける 詩人 和合亮一さんの

ことばの 手触りは いつもやさしいもので

怒りも熱もすべて やわらかに 届くもので

似ていても だいぶ状況の違う 201103111446からの 日々を 語っておられるのだけれど

その こころに湧き上がった 揺らぐ思いの 表しが

わたくしの とるに足らないことばに繋げようとする行為を越えて

奥へ 奥へと 届く

揺さぶられる

そうそう たいした 被災でもなしに…といって

平静なる 毎日に 戻っていると 思い込む どこかの 節穴から

染みだす

終わったのではない あの日始まったことが 今もあるのだ…という 思い

今まだ てばなすわけにはいかぬ 思いを 改めて 新たにしてゆこうか と

思い直す

ふさいだ まやかしの 瘡蓋を 引き剥がす痛みのような

しかし それは もっと ほんとうの 傷と 向き合って 生きるということのようで

恥じ入る思いもありつつ

涙拭いて

また 読み進めようと思う

いつも いいことばを ありがとうござります

それを繋いでくださった 編者の 鈴木さん…これからも その土に 人に 繋がる講義を

よろしくお願い致しまする

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