ひとりたのしむ

あれやらなくちゃこれやらなくちゃそれはどうしたらいいのかかんがえなくちゃ!

一時に あらゆることが やって来たような気がして

もりもりに 積み上げて 抱えようとして

きうきうな きもちになってしまい

自爆寸前

しかし だ

ひとつ とってみて どうということもなかったり

今悩んでもしょうがなかったり ということに 気づくと

ふぅ と

戻り来る 楽観

これが あまりにも過ぎるので いつも 土壇場どたばたきうきうを 招くのもわかっちょる

例えば

窓口にいかなくちゃ!と 思い込んでた書類も

「郵送の場合」なんて 一文を見つけて

なはんだ と

空気漏れみたいな 安心感

焦らんでよかったね

ゆるりと 気力が戻ってきて 動けるときに動けばいいんだよね(今かもしれんのに)

おぢゃこでもいれっぺがね(お茶でも淹れましょうかね)などと

じわり 戻り来る 心の余裕

そんなとき 先日 期間限定生活応援半額セール で 買った本について「その後どうだね 買った本は如何だったかね?アンケートに答えてくれまいかね?」てな

求龍堂さんからのメール

あぁ

買うかどうか迷ったまんまになってた 熊谷守一さんの ご本の 何冊か

まとめて入手して にやにや 眺めてただけだった

いかんいかん

積ん読 積ん観 だったものの中から 熊谷守一画文集『ひとりたのしむ』を 引っ張り出してきて

眺めつつ アンケートに こたえる

その後 ページめくりつつ

かつて 熊谷守一美術館で お目にかかった 作品やら ことばやら

失礼千万僭越承知で 言っちゃうと

そうそうそうそれっそう思うの!と

深い深いとこから 共感納得が 噴き出すみたいになる

守一さんは 確かに人を打つ 作品を 生み出しているからこそ ゆるされることなのかもしれないけれど

でも 「自分を生かすしかない」という言葉の あたたかさと 重みとを

今まさに生きている自分に 感じて

うむ と 頷く思いに 嘘はないのだ

ゆるんだこころもちになったからか

思わぬとこで だばだばだば と 涙が 漏れ出るように 流れて

焦ったけど

とてもいいタイミングで 出逢い直しのきっかけをもらえて

うれしい午前のひとときになった

やりとげた 仕事みたいなものが ほとんど あげられないものの

気力満たすことも 大切なひとつ

これからだ

さぁて 昼御飯の支度でも すっか

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