十三回忌へのどたばた

昭和の日

ばあちゃん 命日

んでもって さなおばから「そろそろ 十三回忌だね」と 連絡来て はじめて 気づいて 慌てる 

すっとぼけ 森んち

そういや 前の 何年かの回忌にも じいちゃんのも ともに 繰り上げて まとめてやったったよなぁ と

急遽 どたばた手配して

こっそり 卒塔婆供養を ということにした

急なことだし それぞれ大変だろし…と

みんなこれないであろう と 踏んで

とりあえず たみおば さなおば(母いもうとら)にだけ 連絡したらば

なんという タイミングか 

今は 京都在住の たみおば

たまたま 長野(かつて住んでいたとこ)に 移動中で

そののち こっちまで こられることになった

おおぉ♪

久しぶりに 姉妹揃うねよかったね

諸事情 鑑みて

母車椅子は お寺とお墓には 行けまい ということ

よとよた父も 辛かろうから 母付き添いで お留守番してもらうこと

叔母二人と あんちゃと わたくしとで 執り行いに 参加と相成りました

隣町 丸森の 小斎の お寺へ

お作法覚束無い心許ないものの

ま なんとかなるでしょ

供えの 果物 お菓子 団子 揃えた

お布施忘れるな~ とか

供えの菓子早まって食ってんぢゃねぇっ とか

げほげほ とか

なんだか どたばたな朝も また可笑しみ

出掛ける前って 

つい どたばたしがちだけど

今朝は 早起きもできたし

大豆が うるけたよぅ と 呼ぶし

おからなど こさえる

長葱なくて 葉玉葱にしたとこ 変化球だが

それもまた んまし♪

絶えずだれかが 喋ってる

一人ずつだけでなく

ひとつのことばに つぎつぎ 乗っけるものがいる

たった 6人だけど

やはり 母姉妹 3人の 相乗効果とか

かつて 一瞬でも 共に暮らした 大好きな おばちゃんたちだから

わたくしも 今でも うきうきしてしまう 

あれ持った?これ持った?今やってるでしょ!忘れないでね!わかってるってば!そういやあれはさ…早く出掛けろ!

そんなあれこれが 心地よい騒がしさ

おばたちも かつて住んでいた界隈の 変貌とか 変わらなさとか

急ぎ足だけど みられて うれしそうで

そんな姿をみてるだけで うれしくて

あっという間に 時は流れてしまうものだね

これどこに?

いつ渡す?

そんなひそひそしながら

すんまへんお作法知らずで…と 正直に 申し出て

訊いてしまえば

教えていただけるもの

お世話になってる お寺 遊仙寺の ぼんさま…浅野さん

ジャズ好きで

うちに 拝みに来ていただいたあと 

あの曲 このレコードの話など

ぽつりぽつり お喋りしてたこともあったんだ

延原にいちゃんに 角田にきて ライブしてもらったとき

ご案内送ったら

ご多忙のなか 駆けつけてくださったことあった

「今もあちこち ご活躍ですか?」なんて 声かけてくださる

こちらの 先代の ご住職は じいちゃんと だいの仲良しだった

以前の話としてだけでなく

今も こういうことば交わせるということ ありがたくいただいて 繋いでいくって 大切だよな なんてなことも 改めて 思いつつ

よきひとときでした

さなおばと わたくし

あっ 四つ葉♪やら

蛙蛙蛙♪などと あちこち しゃがんで

ほれほれ 時間になるよ と

たみおばと あんちゃが 声を投げ掛けて寄越す

わはは

均衡♪

たみおば さなおば あんちゃ わたくし

拝んでいただいたのち

お墓へ

途中 さなおば「あんだが くれる んまいパン屋に行ってみたい」とか

たみおば「菜の花祭り 覗いてみっか?」とか

めったに 来られないから お連れしたいものの

そんなんいってたら 家に帰れん

親戚の 割烹「遊膳」から 届けてもらった 弁当 みんなで食べるの楽しみに 留守番してる ちちははが 気揉むから 今回は やめとこ なんて

たまには わたくしも 先導誘導意見

やれ 草のむしりかた甘い の

花入れるとこの 腐れ水 ぶちまくな の

団子食いたくない の(結局 八割がた わたくし 食いました)

セルフタイマー失敗した~ だのと

笑いながら お墓の周り ととのえて

おだって 笑って 森家らしい 法事でありました

法事の締め

遊膳の 弁当

6人一緒に 食卓につけるように 片付けてなかったもんで

二手に分かれた

わたくし 食事途中で 仕事の連絡入ったり

デザートみんなに出さなくちゃ とか

母の 助太刀 とか

とてぱたしちゃって

なんだか あれこれ 丸のみしちゃったみたい

駆け抜けちゃったみたい

そんなこんなしてるうちに おばたち 帰ることになり

えっ もう?なんて なんか ほんの 一瞬だったみたいで

急遽何かにかこつけて…の 集いでなく

ゆっくり会うための 集いがいいなぁ なんて 思う

でも 楽しかったよ

帰らねばならぬ おばたち(母妹)

母のベッドに腰かけて

しばし 名残の話 花咲く

じいちゃんばあちゃん(彼女らの ちちはは)

たえこちゃん(三歳くらいで亡くなった 母のすぐしたの 妹)の 写真見上げて

「あっ この服 確か 黒っぽいピンクのだったよね 覚えてる」とか

懐かしいこと 今のこと これからのこと

短い時間に 取り交わすは

ことば そのものだけでなく

信頼とか 愛情とか…

それは 意欲とか これからの希望の光へと 押し出す 温かな 手のようだね

これからも 支えて 支えられて…

あたためていたもの

ひらいてゆこう

わたしてゆこう

とどきますように

それは

祈りのようなもの

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