春の息遣い

ご近所の 佐藤さんちの じいちゃんが

畑に埋めてってくださった 大根

もうすぐ花咲くわ~ん♪と

楽しみにしとったのですが

東京行って帰ってきたらば

根こそぎ 抜かれちゃってました

ああああぁ

あまりに落胆しておる わたくしに

ぬいちゃったさん あんちゃ

なにもそこまで的 苦笑いしながら

「どうもすいませんねぇ…花んところは 切って いつものとこに棄ててあるから」とな

ううむ

小バケツに 水溜めて

入れてみた

もちなおすかな?

なったとてどうってことないのでしょうけど

うちの人々にとって 必要でないことばかり どうにかしようとする…と

めんどくさがられる わたくしでした

あんなに 黄色だった 広場が

すっかり刈り取られてしまっており

ああぁ と 落胆しながら近づくと

刈り取られもがれた たんぽぽの花花たちが

一斉に 綿毛になっており

ただ朽ち果ててゆくわけではないのだな

そうなってなお 繋ぐ備えがあるのだな と

なんやら 感傷的な 己の心持ちが

恥ずかしくていたたまれなくて涙までにじみながら

おらもがんばるだ などと

ひれ伏す思いにもなり 

次の足取りが強まる

やっぱりすげぇや たんぽぽ先生

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