春のてんてん

昨日

てんとう虫と~まったぁ♪なんて 自慢げに見せたら

わぁ♪と 目を輝かせた Rくん

しかし かつてのように 自分の手にも のせてのせて とは言わず

あら なんか おとな

んで なぜかいつも わたくし てんとう虫に がじがじされるのですが

今回も やはり がじがじ ちうちう しはじまり

いでででで!

すると それ見て助けてくれようとさえしましたよ 3歳さんたら

大丈夫 無理に掴もうとすると 黄色いおしっこみたいな汁かけられちゃうから そっとしといていいよ と 言うと

「あ~ それは人間とおんなじだねぇ」だってさ

Rくんたら Rくんたら!

目の前の 感情に流されず 気遣いまでして しかも 得た知識を繋げ合わせることができているよ

もうじき卒園なんだねぇ…

なんだか しみじみしちゃったのでした

てんとう虫の 輪郭が にじんでしまったよ

と~まったぁ♪なんて 自慢してる場合ぢゃないだろ!と 

己つっこみしつつ

Rくんの 成長を思う

もう しばらく会えないでいるけれど

かわしたことばのひとつひとつさえ

思い出せないでいるのだけれど

あなたのくれた「ありがとう」を 思い出す

儀礼的でなく

かといって己の感情の発露の 解き放ちの乱暴さでもなく

想いの生まれた その瞬間の 温もりと 湿り気そのままを 

わたくしの 手のひらの大きさに のっけるように

届けてくれる

吐息の 優しさにも似た

まあるいまあるい「ありがとう」

思い出すだけで 胸のうちに

日溜まりみたいな まあるくあたたかな灯がともる

あぁ あなたの「ありがとう」が 好きだ

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