いらいらちくちくより

水曜の朝は

なんだか ちくちくとげとげだった

これじゃいかん なんて 思いつつも

加速してゆくまま

母病院診察付き添いを頼む おばを 迎えにいかねば…と 

時間迫り来る 焦りの中

父に 呼び止められ

母 トイレ介助しろ…てな段で

「もうでかける てのに おめぇがやっててくれよ」と 暴言吐きそうになったりして

危ういとこで 踏みとどまる

しかし 言葉に出さぬものの

苛立ちを

雑雑なる 一歩に 込めて

どすどすと 踏み込んでゆく感じ

お陰で 助太刀の 指先の 乱暴なこと!

なんでこんなことしとる?と 

己の 無意味で愚か…と わかっている放出に

愕然として 泣きそうになったりして

…ばかだね

なんでやっちゃうかな…

そんなこんな とげとげに

父も 煽られたか

不機嫌 大爆発だったようで

おばを乗っけて 家に戻って 

母乗っけて 病院へ…の時に

「おとさん 機嫌うんと悪くて…」と しょげた気持ちに させてしまってた

むうううぅ

そして 父も きっと そんな態度を取ってしまった己に 辟易とか 苛立ちとか しちゃってたろうな

夜には けろっとしておる風でもあったけど…

…なもんで 木曜朝は なるべく 挽回しよう と

より 早起きして

食後の おやつタイム余裕など 一瞬 捻り出す

雑雑した 台所の 流しの横で

ごりごり 珈琲豆 挽きながら

丁寧に 撫でるように 暮らしたい て 思ってるんだよね と

改めて 胸のうちで 問いかけ直す 

うん と うなづく

振り返ると ちちははも

昨日より 穏やかな 顔してて

ばらまくものは

いらいらちくちく まきびしじゃなくて

にこにこ ほっ の 種がいいな と

改めて 思う

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