たくさんはなしかける

午前中 あんちゃと話す。
手術終えて間もないころは「じいちゃんばあちゃんは?」と 問われて 言葉に詰まった。
ははが 口ごもりつつ「家にいるよ」なんていったあと
わたくしも「あんちゃのこと心配してるよ」なんて 歯を食いしばるように言ったっけ。
ある日「森トシさんという人は 僕のおばあさんにあたるひとですか?」なんて いったらしく、後でそれを聞いて泣いた。
その後「ばあちゃんは?」と訊いてきたり 訊かなかったり・・・。
あんちゃのなかで、比喩でなく ばあちゃんは未だ「生きている人」なのか。
今日は さなおばの お姑さんの話し出たついでに
「うちのばあちゃんも デイサービスに行ってた時」と試みで言ってみた。
ああ・・・と なんなく受け取る。
今急いで 現実を突きつけて 何になるか・・・とも思う。
言葉を受けた瞬間にあれこれ展開する話もあれば
???と つなげられない時の手放したような表情も なんとなくわかった。
ゆっくり 様子を見て 受け取ろうと思う。
毎回 設定は変わるけど(学生だったり 就職に悩んでいたり ゲリラだったり)、決して忘れていない あんちゃのお友達「真壁くん」が
近々 お見舞いに来てくださる。
あんちゃのことを 本当に大切に思ってくださっているのが嬉しい。
遠いのに、忙しいのに・・・ありがたい。
たくさん話して 少しずつ 今を確かなものにしてもらえたらいいなあ。

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