泣かされる

ここ最近で 本を読んだ…と 思えるのは

先月末に お江戸への行き帰りの 電車の中にて

電車で読む本は

内容も 重量も なるべく 軽やかで

なるべく 泣かずに済んで 後腐れないもの…失礼な言い方だけどね…

んで ここしばらく わたくしの中で 高野秀行さん祭り開催中なので

行きも 帰りも 高野さんの本でした

しかし 『移民の宴』では 震災のすぐあとに 気仙沼やら南三陸に 来てくださったというあたり

うっかり 泣かされてしまい

いやはや 焦った

なんだかんだいって ふざけたような 愉快なものも

涙にじませてくれるんだわ 高野さんの…

でも こんな気持ちでいると

普段から 泣きそうなものを読まなくなっちまうのだ

いかにも 泣かそうと思って 書いてあるものは もともと 好きでもないのだけど

泣かされるな…と 予感してしまうものも 避けたりするの いかんいかん

構えを取り払おう!と 己に向けて 呼び掛けてみる 春の入り口

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