青へ

その木を目指した

たどり着いて 思うは
 
その木そのものでなく

その 後ろの 空の青を 求めていたのかもしれない…と

なんか よこしまな 己の 心持ちに

うぅ と うなる

ここのとこ なんだか そんな風…

でも 近くの木が

遠い 空の青を 纏って 芽吹いたり

青が 木に そそいで 輝きを増したり

その 邂逅の眺めを

愛でても よかろ?

比喩なのか

暗喩なのか

ぶつけられない思いを

景色に なすりつけて

ちょっぴり泣いてみた

気がすんだら 

また 笑ってみせるさ

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