じゅんばんこ

先週の 保育園でのこと

大きいさん Sくんが「森せんせ 虫探そうよ~♪」と 誘ってきてくれた…というか 虫探してくれよ要求をしてきたというか…

よっしゃまかせろ と 言ったものの

暖かな日向に 吹く風は まだ 冷たい

まだ 引っ込んでるんじゃないかなぁ

団子虫さんなら 見つかると思うけど…と

さっそく 草むらで 団子虫さん 発見

みてみてみて ほら 団子虫さんいたよ~♪と

嬉々として報告したら

「ん~?あ~ 団子虫さんね…よかったね」と

わたくしの 手のひらの ころりを チラ見して

さほど よろこばぬ

団子虫さんでは だめっすか?と 訊いたら

「バッタさんとか てんとむしさんいないかなぁ」と 返された

バッタさんは 時期的に 無理そうだが 

てんとむしさんなら もしかしたら と うろうろきょろきょろじろじろ

やはり まだ はやかったか…と 諦めかかって

あっ 蝸牛さんの 要らなくなったおうち あったよ~♪なんて

話題を変えてみる

Sくん あっ 見せて見せて~♪これちょうだい と

すっかり ご機嫌になった

ほっ としたらば

その すぐちかくに てんとむしさん 発見

やったぁ♪今度こそ~!と 得意気に 手に乗っけて 見せると

わ~ いたねぇ 

まるで わたくしが 誉められたみたいに うれしい

Sくんの手に乗っけて よろこんでいたら

小さいさんRちゃんと Yくんも「見せて見せて~」と やってきた

じゃ Rちゃんと Yくんの お手手にも 乗っけてあげよか と 誘ったら

興味はあるけど お手手に乗っけるのは こわい…でも 見ていたい と 

あとじさりと にじり寄りの 間で 揺れ揺れてる

そんななか ぽて と てんとむしさんが Yくんの コートの袖のところに 落ちた

あわわわわ!と なったものの

コートならば こわくない と わかったか

すぐに うれしそうに てんとむしさんを 眺める Yくん

それ見た Rちゃん こいつにできるなら あたしだって!的なこと おもったか 思わなかったか

「Rちゃんもっ!乗っけるっ」と 踏み出してきた

はいはい じゃ ちょっと お引っ越ししてみようか と Yくん袖から Rちゃん袖へと 移籍

するとすぐ「Yもっ も一回っ!」と 

はいはいかわりばんこね と 誘導橋渡ししてたら

うっかり 手首のとこに ぽて と てんとむしさんが落ちた

ひ…と 一瞬の 戦慄表情

振り払うかと 思いきや

やはり くすぐったい こわくない うれしい の 気持ちにたどり着いた様子

ちてててて と 指先の方に 歩く姿に 目を見張る

それ見て 再び「Rちゃんも~っ!」と 素手に乗っけたがる

二人揃って 素手乗っけデビューとなりました

その後 相手が 乗っけてる最中「○ちゃんも!じゅんばんこっ(かわりばんこ)!」と 要求して 詰め寄り  

乗っけてる方は 横取りされまい と 遠ざけるように 方向変える…結果 ぐるぐる回る

しばし ぐるぐるしてるとこに

そろそろ かわったら?と 声かけると 

しぶしぶ 受け渡し

独り占めのため 遠くに 逃げてしまわないとこ めんこいなぁ なんて

見てる分には 愉快な ありさまでしたとさ

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