
あぁ と 息を呑んで
赤に 立ち止まる
近寄って
なぁんだ 造花か と 思う
さっきの「あぁ♪」は まごうことなき 湧き水のような 思いだったのに
それを 押し戻す ものは なんなのだろう
知識か?
造花など 美しいと思いたくない という 見栄か 目指すところか?
誰も おらぬ 木立の中で
思い惑う
いいのだよ あぁ♪の まんまで
また 出ておいでよ その思い
知識に 阻まれるのであれば
ひととき 知識ののさばる うつつからはなれて
木立に 赤のいる 夢物語に 遊ぼうではないか
そうしてまた
帰り道を 失っても
それも ひとつの道…などと
うつつへの 片目を 閉じる