飽きるまで…の贅沢

ことばが 楽しくなってきた Hちゃん

「絵本読んでっ」要請が 下手すると えんどれす 

しかし 今の時期くらいだぞ そんな贅沢が 叶えられるのは…

時間の許す限り 応えましょうじゃないの♪

まぁ 他のお子との兼ね合いも あるものの

そのあたり かわりばんこしたり 一緒に見てもらったり

とにかく 本人が 気が済むまで

なん十回でも付き合ってみる

しかし この頃 エンドレスではなくなってきた

言葉を 覚えたり理解できるようになって

自分でも読みたくなってきてるのでした

「読んで」とはいうものの

3回目くらいから ページをめくる主導権を 自分に…てな感じになって

めくってもいい 間合いを 計ってるみたいな感じ

その後 お膝から 降りぬまんま

「こんど Hちゃん 自分で読む」と 言うのね

ほほぅ 読んで読んで と 待ってると

おおむね いい流れ

でも わからんとこが まだ あって

「なんだっけ?」と 訊くのは 自尊心が許さん…なのか

こちらの出方を待ってる様子

出すぎない程度に そっと 途切れた先のフレーズを 言うと

言葉尻 さっと つかんで また 先に進む

そんなことを何回かやった絵本は 

自信がつくのか

やがて ひとりで 畳にぺたし と 座り込んで 読んでいたりする

いや…字は まだ 覚えてないからな

読んでいるというより 絵を見て 語っているんだ

そのうち 目の前にある にょろにょろ ちみちみしたもんが とある音声を表す字であることに 合点がいって

それが ことばを ものを あらわしてゆけること 呑み込んだら

もっと楽しくなるね

ことば というものに ひらかれてゆく 人の ありさま

目の当たりにさせてもらえて

なんだか しみじみとしてしまう

己が 粗雑に 垂れ流すものが

ちゃんと「ことば」で ありますように と

ちみっと 反省などしながら

コメントをどうぞ