意地悪なこと言うのに
離れていくのに
その背中を 追いかける夢を見た
草を掻き分け
苔を掻き分け
霜に痛みながら
やさしくされるからじゃなくて
歩み寄ってくれるからじゃなくて
愛というわけでもなさそうなのに
何を 焦がれているのだ?
へとへとになって 目覚めた
夢でよかった
いや まてよ
夢だったのか
そこにあった 感情は…
確かめるように
朝の
霜の
苔を踏む
人の野に
踏み出してゆく
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