銀杏枝

街路樹の ばっつばっつ剪定
 
また たけなわの季節

樹…て あんな風に切らなくちゃいかんものじゃないよなぁ と 思う

あったほうが 和むし

ちょ とした 身の寄せ場になって

危険回避になったりするけど

大抵 電線の 真下で

電線に引っ掛からないように
とか

標識や 信号 見えなくならないように と

切られるはめになる

去勢されたみたいな 姿…なんて

考えすぎかなぁ

でも 不憫だ

うなだれたとて なんの 解決にもならんが 

ちょ と うつ向いてしまう

ふと 剪定で 散らばった 枝が 目につく

銀杏かな?

踏まれちゃってるけど

まだ うっすらみずみずしい 薄緑の 切り口

水に挿しといて いきづくかな?

木々草花の いいとこは

そのものの存在のみ ではなくて

切られた部分が 
 
また 根をはり

いきづくものとして

花開くものとして

在り続けることができるということ

大きく動かず

植のものとしての 最大能力を 開いてきた道なのだな 

そのもののみの アイデンティティーなんてな はなくそみたいなもんにしがみつくしかない 動くものの 限界やら おこがましさやら 浮かべつつ

去勢…なんてな こちらの都合の 仕業とか 投影とか

そんなもん 屁 と わらいとばしてくれよ

あちこち いのち 分けて 増やして

ほくそ笑みつつ…なんて

またもや 投影などしつつ

水に挿してみる

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