切ない夕まぐれ

芭蕉の辻
一応 奥州街道の道標ですが
改めてみたら
「芭蕉の木があったから」とか
「場所の辻…が転じたものかもしれない」とか
「芭蕉という虚無僧が滞在したかどうか定かではない」なんて
松尾さん関係ないの!?
しかも 虚無僧なんて言い放たれてしまってよいのでしたか あの お方!?
以前 ここいらに「芭蕉の辻書店」て 古書店があって
全巻揃っていた訳じゃない『ノーベル文学賞全集』の とある 一冊だけほしくて
ご主人に言ったら
結構 冷たく断られたっけな
もうあの店は 名残さえない
でも ほどなくして 角田図書館で 持ち出し禁止のそれを コピーさせてもらえたし
さほど 悲しい 思い出とかでもないのだけれど
そんな店があったこと
そんないきさつがあったことも
だあれもいま 思い出すことはないのだな
などと 思って
「月日は 百代の過客にして 行き交ふ 年も又旅人なり」なんてな 一節が 口をついてでて
なんやら 切ない 夕まぐれでした

夕日にむかって 足を振り上げたら
つりました…右大腿部
転倒しなかっただけまだまし

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