より 思いの輪郭に 沿おうと
ことばを 選んで 伝えたら
言い方に あまり 頓着しない人から
「どうしてそんな回りくどい分かりにくいことばを使うの?」と 迷惑そうな顔をされ
勿体ぶりたいわけではないので
もっと いろんな 枝葉を 切り落とした 言い方にしてみたりもするけど
やっぱりなにか 取り溢した気がして
未練がましく
ひとつふたつ 拾い直すように 言ってみるものの
暗闇の川に 枝を 放ったような 気分
もうそういうことは やめてしまおうか と
極力 形容も 比喩も 省いた ことばで 放ってみると
「どうしてそんな 乱暴な言い方になる?」と 困惑されたりもして
人によって
気分によって
受け取られ方は 様々なのだよな と 改めて 痛感する
惑う ことば
一生 修業だなこりゃ
諦めるまい