母退院迎える前夜
何かしなくちゃいけないかな と思いつつ
とりたててなにもすることなく
茶の間にて ぼうとしており
あんちゃが 横で テレビ観ながら「そんなとこでうたた寝するなら 部屋で寝なよ」なんて 言ってて
う~ なんて応えながら
んでも また うたた
しばらくしてまた るら と目を開けたら
あんちゃも うたたしながら
とりあえず スケートなどのテレビ画像に 気持ちを向けようとしている様子
なんだ あんちゃこそ 布団で寝なよぉ などと 互いに 言いつつ
…そんなこんなを 真夜中過ぎまでやったりとったりしてて
一応は 二人とも 部屋に引っ込んだのですが
やっちまいましたよ
兄妹揃って寝坊
あんちゃの 診察への送迎に出発する予定時刻15分前に 布団から飛び出す
いや ま 時間的には間に合ったから まだしも
朝御飯仕掛けといて と 父から言われていた 電気がまは あんちゃがよなかにやってくれたそうだ
え~と 退院のために必要なものって 荷物入れの 大きな袋と お金くらいか?あ アンケートの用紙書き込まなくっちゃ 看護師さんたちへなにか差し上げるのは禁止だけどありがとメッセージかこうとしてたよなぁぁぁ!などと
前日に ぼんやりだけでなんの準備もしておらぬ体たらくを反省しつつ
でもまにあってよかったよね
なんて 苦笑いする ぼんくらきょうだいなのでした
あんちゃの診察までに無事 送り届けたのち
病院売店の朝御飯
母の退院のお迎えまでには まだまだ時間あるのが 救いでした
ははは
母の声
やはり明るくなった
「完治した退院ではないんだけど…」何て言いながら
張りのある声
そんな風に 環境の変化から よい作用が働くことは
間違いないよね
がんばれる~♪
雲
けやきの梢筆で 空に描いたようで…
美味しく炊けた 何かの 湯気のようで…
そんな風に 思えるのは
疲れていたとしても
わたくしの胸のうちの思いが
愉快で
ほかほかで いられてるから
雲に映る 我が胸のうち
るん♪