路地をゆく

路地

ひしめき合う 生活の 吐息が 届く

少し窮屈で

湿っぽくて…

でもその先に ひかり

放たれたあとに また

窮屈で 面倒な

でも 愛しい暮らしへと帰る道

触れることのできるものを 撫でる

手のひらの 温かみを 思い出しながら

人の暮らしの横を 通りすぎる

温かに交わされる 目が 思いが 満ちますように

祈るような思いを 半分

ポケットにしまいこむ 帰り道

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