鮟鱇耳石

鮟鱇鍋の 残り

やっとこ 今朝 全う

んで 頭蓋のあたりの骨をぐっと 噛んだとき

じょり という お馴染みの感触

これ 耳石を うっかり噛んでしまったときに感じるもの

大きくて分厚いのは また別かもしれぬが

概ね 骨とは違う 硬度なのですわ

この鮟鱇の 記憶が封じ込められているのであろう

しかし でかい身体に似合わぬ ちっこさ

もしや 深海においては バランスをとる必要もなく

生きてきた道のりの記憶など

さほど重要なものでもない

などいう おおらかさ故?

ふうん そうかそうか

なんて 勝手に 腑におちる

楽しませていただきました

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