蛹さまに 一喜一憂

柚子木のとこの 蛹さまの様子見に行ったら

…いないっ

昨日の朝までは 尻?のとこだけの 接合部分で なんとか逆立ちぶらりん状態で

確認できてたのに…

枝枝の間やら どっか引っ掛かってないかな?とか

近くに 飛ばされて落ちてないかな と

しばらく探したものの

みつけられず

あああああ…

早目に何とかしとけば 何とかなったのではないか?

かつて 別のことで 省みて 己を責めたり ぐずぐず くよくよしたいろんな 気持ちも 

ぼこり…と 胸の奥の 泥濘から 浮き上がりかかり

泣きそう…

しばし ぢびたに 伏すかのごとく

見いったり 見回したり くずおれたり…

くるりん と 丸まってる葉っぱが すべて 蛹さまに 見えたりもして

めそめそ気分

ううううぅ

どこかに引っ掛かったりして

運良く 羽化できますように なんて

夢のようなことを 思い描きつつ

半ば もう この思い 手放さねば…と

手や顔に 柚子棘 刺しながら

再び 枝枝の 奥 見つめた

おらん…

でも

今まで気づかなかった もうお一方 蛹さま 発見

こちらは よすがの糸 すべて ご無事

せめて あなたは 何事もなく 羽化してちょうだいね なんて

祈るように 見つめる

ほんに 役立たず感を 改めて 思い知る 朝

ともすれば 調子こきそうになる 己への 戒めとしよう

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