台所窓辺でいのちをみつめる

大根 芹 菜花などを 活けている 台所窓辺

その一つに 

どこから飛んできたのか

イネ科の 種さんらしきもの

硝子の内側に 貼りついて

ひょろりにょろりと 伸びてきた

水をかえるときに 流してしまっても そう惜しくはない…と 思いつつ

あえてそんなこと思い浮かべている時点で

もう 惜しいわけで

やはり つまんで アボカド種 うるかしてるとこに移動させて

養生させてしまいましたとさ

外ならば 惜しげもなく 抜いてしまうであろうあたりの

わんさか 繁盛さんとはいえ

硝子瓶の 内側に 貼りついてまでも

いきながらえてくれたのだもの

更に 長らえていただきませう

近づくと いのちは

もっと 愛しくなるのぉ♪

便利なものを 使っていると

自分も 便利なものに なったような気がして

あぁ いかんいかん

芹の根元に行って

見上げてみる

己 小さきものであることを

思い出す

コメントをどうぞ