命に関わるような状況にならないように 防ぎたくても
しかるべきところは 命に関わるような状況じゃないから 動かない
そうなってからでは遅いのに…
役所的考え
条件を ゆるくしてしまったら 手が回らなくなってしまう とか
役所の保身優先のようにも感じてしまう
ひとりひとり 違う状況に
丁寧に 向き合い
添うてゆくことが できないことはないはずなのに
前例とか決まりとか
人の命を 真ん中にして考えた訳じゃないものが 優先されているようで
切ない
たくさんの声
あげていかねば
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仙台で、いじめを原因とする母子心中事件が起きた。
今朝このニュースが仙台市で起きたものだと知り、私は愕然とした。
わが家の長男は、同級生との人間関係でのトラブルがきっかけとなり、今は学校にほぼ行っていない。
長男自身が、学校という環境が合わないというのもあり、もともと休みがちではあったが、5年生までは、それでもたまには学校へ行き、同級生とのプライベートでの交流もあった。
しかし、仲のよい友達が、「学校を休むのは変だよ。明日は必ず来いよ!」と、毎日のように叱咤激励した結果、長男はその子を受け入れられなくなってしまい、学校にもまるっきり行かなくなってしまった。
その友人に悪気はないと、私は思う。
むしろ、長男のことが大好きで、学校で一緒に遊びたかったのだろう。
ちょっとしたボタンのかけちがいだけれど、大きくこじれてしまった。
長男は、「同級生はみんな、ぼくのことを学校に来ないから変だと思っている」と感じていて、家の外で同級生に会うことも嫌がるようになった。
学校に行かないという選択に対しては、今はなんとも思わない私だけれど、自由に外出できない状況をなんとかしてあげられないものか、と私はいつも考えている。
話したかった話からだいぶそれてしまったので、戻そう。
(長男が置かれている状況についても少し説明したほうがいいかなと思って書きはじめたら、長くなってしまった。)
長男は、来年から中学校に進学することになるが、このまま学区内の中学校に進学したところで、メンバーがほぼ変わらないだろうから、人間関係に大きな変化は望めない。
環境を変える手っ取り早い方法は、「引っ越し」かなあと思いつつも、いろいろ費用もかかる話なので、簡単には決められない。
そこで私は、中学校を学区外の学校に変更できないだろうか?と一時考えた。
小学校の教頭先生に相談したところ、教頭先生はそういう事例での学区変更を経験したことはないが、教育委員会なら何か良い方法を教えてくれるかもしれないから、相談してみてください、と言われた。
そこで私は教育委員会に電話をしてみた。
仙台市のホームページを見たところ、「不登校やいじめを理由としたもの」という項目があったので、まさにこれに該当するのではないかと思い、そこに記載されていた担当窓口に電話してみた。
長男の置かれた状況について、最後まで話は聞いてくれたが、そのときの回答は、
「私たちが担当しているのは、今すぐ命に関わりそうな事例であり、お母様がお話してくださった話のお力にはなれません。」というものだった。
正直言って、腹が立った。
「今すぐ命に関わりそうな事例」になってからでは遅いんじゃないの?!
今、ほんの少しの工夫で、その子の未来が変わるなら、それをしようよ。
それをしないから、取り返しのつかないことが起きるんじゃないの?!
だけど、私は、こういう組織を変えるのがいかに大変かも知っている。
保育園のときは、2万筆の署名と、700万円のクラウドファンディングの成功が必要だった。
そんなことに私の人生の時間を奪われたくないと思い、
「わかりました」
と、電話を切った。
『自分の子どもは、自分で守るしかない』
そう思ったのだ。
だけど、
今日のニュースを聞いて思った。
『自分で守るしかない』ということが、このお母さんはこんなかたちになってしまったのかもしれない、と。
「たすけて」というお母さんの声を、社会が聞き逃してしまったのではないか。
社会に対して望むことをあきらめたのは、私もこのお母さんも、同じなのだ。
表現のしかたがちがかっただけで。。
仙台市で、たくさんの悲劇が続いていることには、なにか理由があると思う。
仙台に住む、私たちひとりひとりが、自分事としてこれらの事件を受け止め、行動しなくてはいけないと、私は感じる。