まだ言葉があまり出てこないものの
真似っこやら
単語は 出てくるようになった Tくん
それが 何かと 符合するのだ…という瞬間が 嬉しくてならないらしい
広場に残った 雪 一緒に さわって
ちめたっ!と わたくし 言って 手を引っ込めたら
「ちめたっ♪」と 真似っこ
それがまた うれしいうれしいの お花が咲いたようの 笑顔
すぐ わたくしの 裾引っ張って
「あっち あっち」と
遠くの 雪のかたまりを 指さす
そうかそうか あっちも さわろうか
…んで ちめたっ!と わたくしがいうのを待って
「ちめたっ♪」と にこにこ
するとまたすぐ「あっち」
んでもってそこで こんだぁ 二人で揃って「ちめたっ♪」
いつしか 追い越して
見ててね とばかりに さわって ひとりで「ちめたっ♪」といって 振り返る
あぁ そうやってまたひとつ つかんでいくのだね
目の当たりにさせてもらえたのだなぁ
今 寄り道もせずに まっすぐ 進んでいる姿だ
まぶしい