顔あげさせてもらった

ちょ と 己が なさけないことばかり やらかすでね

うっすら うなだれて 歩いたりする日も 結構あって

そんなある日

「あ~!」て すれ違わんとす てとこで 指差す人あり

ん?て 顔あげた

「ねねね 角田幼稚園でさ あそんだよね」と きたもんだ

おっ えいごであそぼう て あそんでるよ 今も…しかし おっきくなったね~♪ と こたえたら

「でしょ~っ あそんだよね~っ」て にっこにこ 笑ってくれてる ひょろひょろりと 背が高くなりかかってる 男の子

たぶん ぐいぐい伸びてる最中なんだろうな

育ち盛りにありがちの

からだの 均衡が ちょ と 独特に 不均衡 

ちゃんと 名前 覚えてなくてごめんね

でも あの「えいごであそぼう」のひとときに 確かにいてくれた

きらっきらのまなざしで まっすぐこっちを見てくれてた

顔立ちと 心持ちが きっと あの頃の まんま

あぁ なんだか うなだれてる場合ではないよな と 思う

なさけないわたくしの 仕業を

あんな風に にっこにこで 覚えててくれるって

過剰 卑下とかしたら

受け取ってくれた 人たちに 失礼だよな

んだな 自分で自分の光は 見えないもんだ

受け取ってくれた人たちの 光にうつして

時々 見えたら 充分だ

みえないときも 光はあるもんだ

みてないだけだ

そう思える

顔あげさせてくれた 名前忘れちゃったごめんねくん

ありがとう

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