すずきふっこちゃん

七日の夜ご飯から 四つ足解禁 てことで

肉おかずを考えて

ぶた 買いましたのに

魅力的な すずきふっこちゃんが出てまして

思わず 散財

「またお前の 道楽魚買いか」と

父 呆れるも

魚を解体しようとすることに関しては 寛容なのでした

そんなこんなしてたら

父友人から なめたがれいの 煮付けの差し入れ

調理したるは やはり父友人の お寿司やさん

またこれが んまそうなほかほか状態

迷ったあげく

おかずは なめたがれいに変更になりました

父仕込んだ 肉は 翌日の ばんげに てことで

すずきふっこちゃんの 立場やいかに!?

そのまんまの姿で 冷蔵庫に入れとくのも 邪魔 てんで

夜中に 解体作業させていただきました

すまぬ ふっこちゃん

あまりの不器用さに 流しが スプラッタホラー状態になり

目も当てられぬことになったものの

だあれもおらぬで 文句の一言もなくて らんらん♪でした

思えば 魚いじりデビュー 鯖は三枚に下ろしたことあれど

あとは ほぼ はらわたとるだけで

姿のまんまか ぶつ切り

きちんと おろすことが 全くできてないのを再認識 

適当切り身にしたほかは

頭はもちろん 無残ボロボロの部分&骨も

大事に 昆布出汁で 煮ました

すずきって 姿のまんま唐揚げにして 野菜ソースかけたりするんだったかな?と
 
完全きれいに こそげおとせなかった こけらを

まぁ くえるであろ と 軽く考え

ハーブ塩ふって オリーブオイル焼きにしてみた

…こけら 邪魔っ!

しかも うっかり 残った骨の かったいこと

あぁ あなたって そんな感じだったのね と

改めて すずきふっこちゃんのことを 知らずにおったなぁ と 思う

胃袋のなかにいた 溶けかかった 秋刀魚っぽい 魚も 調理しようかと思ったけれど

いじっているうちに ぐずぐずに崩れたので

EMとともに ねかせることにいたしました
 
明日 頭のなか探索食いは しちゃおうと思っとります

早く寝なくちゃないのにもおぉ と思いつつ

うきうき♪


すずきふっこさんが煮こごってました
とぅるるるる~ん♪

うっすらと 透けて

儚げだけれど

その身の中で

変わることなく

一番 かたい

その耳石のなかに

あなたの生きてきたすべてが 記録されているのね と

思い巡らせて 

眺める

すずきふっこさんの人生(あるいは魚生)

いただいた命を 思う

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