7daysbookcoverchallengeSpinoff「あいうえお順」その36

昨夜も すこん と 寝てしまった

朝寝坊もしちゃった

毎度そんな感じ

それでも のろりと 続けております

7daysbookcoverchallenge の 流れから 勝手に 始めた

7daysbookcoverchallengeSpinoff

「あいうえお順」は 続く

今回は 三十六回目「は」

『はらぺこおなべ』神沢利子 作 渡辺洋二 絵(あかね書房)

幼い頃 自我が 兎…のつもりで生きていた

自画像を描けと言われて 兎を 描いて 注意されたり 嗤われたりしてた

図書館で 借りる本と言えば 毎回『うさぎのモコ』で

何度も何度も 続けて借りるから

「他の人が借りたがってるから」と ある時 貸してもらえず

しかし 数日後 行ったら ちゃんと 本棚にあり

また 借りてしまった

かつては ほぼ 字を読むというよりも

絵を眺めているばかりだった わたくしが

確かに 読んだ 本

しかし 読むというよりも 手近に 置いて 安心しているようなとこあって

あぁ 本は 借りたいのではない 手元に置きたいのだなぁ なんてなことも 薄々感じてた

作者の 神沢利子さん

『くまのこウーフ』 や『ふらいぱんじいさん』で 有名だけど

そんなこんなで わたくしのなかでは『うさぎのモコ』の 神沢利子さんなのでした

30年ほど前に クレヨンハウス主催の 夏期大学で 神沢利子さんに 初めてお目にかかったとき

感極まって えぐえぐしちゃって

なかなか 気持ちを伝えられなかった

いや 大したこと伝えたかったわけでもないのだけど

うさぎのモコに 出逢わせてくださって ありがとうございます てことだったかな

そっ と 手に 手を 添えてくださって

ふんわりと 微笑んでくださったのだったか

それまで生きてきたこと 嗤われたこと つまづいたりもしつつ そこに辿り着いたこと

なんだか まるっと 頷いてもらえたような 幸せな気持ちに 満ちたのだったな

ふらいぱんは じいさんだけど

はらぺこおなべは ばあさん

神沢さんも 思わぬところへ ぐいぐいと 連れ出されてしまったという 存在

「あったなら、こんどは、あなたが、つぎの おはなしをかいてくれるんですよ、ね?」て

いま 改めて

出逢っていたこと

出逢い直したことを 思う

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