鶏小屋の前の水溜まりみたいな香り…と つい 思ってしまうのは
よく にわとりたちに はこべをやっていたからだろか
あまりにも美味しそうに食べるので
とりにやりながら 噛んでみたときの
そううまくもないなぁ と がっかりな気持ちと 一緒に吸い込んだ とりの餌の匂いの 記憶が混ざるからであろうか
…七草粥
本式?のやつ
家族らにも「雑巾水みでぇな においする」と 不評の
今年もやりましたる
母にかいてもらった 呪文?唱えながら ととんとんとんして…
早くでかける あんちゃ
「む”~」なんて 額に 皺寄せ寄せ 食べておるのを目にしつつ
かつて ばあちゃんがやってくれてた 森家ならではの 七草に 戻してもいいかなぁ…とか思う
いつもの 鶏出汁 雑煮のんまい汁に 春の七草と ご飯粒が入ってるだけ
あぁ これで 今日から 汁かけごはんと 四つ足解禁だ て 喜んだのだったよ
食べやすさを 優先してくれてたのだろうかね
美味しさと 解放感の日だった
台所を ばあちゃんから 母がバトンタッチしたあたりで
栄養士母「本式は違うようだ」と ある年から 導入した 世間一般で 食べられてる 七草粥にしたわけだが
それ以来 みんな
「昔の方が おいしかったよね…」と 残念そうに呟く日に なった
美味しさを 優先する 行事じゃないから と いっても
なんだか 迷ってしまうよ
いや…そんなに 騒ぐほど まずいわけじゃないのだけどね