川は

川は 絶えず 水を湛え

流れ続け

しかし

そこにある水は さっき見たものとはもう違っていて

もしくは 淀んだとしても

川と呼ばれて そこにある

ねぇ 川の何が 川と呼ばれているんだろう

水が 違ったとしても

流れること

湛えること

そこの窪み…

そんなこんなをおもいうかべ

抱えているものや 思いが変わったとしても わたくしは わたくしのまんまであるわけで

恥じ入ることもないわけだな などと

突拍子もないようだけれど 当たり前のようなところへ 思いが流れ着く

それとてまた 変わったりするかもしれぬ

あてどない思いなれど

わたくし ながるる 思いの 溝であれば

湛えてゆく

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