草の如し

思いはあるのに

うまく言葉と繋がらなくて

このままじゃ伝えられない と

どうにも滞っていたのだけれど

用足しついでに てくてくしていたら

すすきの穂を なぜた風が

ふい と 耳のあたりを掠めていって 

その拍子に

ころり と 転がり出たような ことばひとつ

あ♪

だいじょうぶだ

胸のうちの 風通しも よくなった感じ

なんとかなるね

風吹けば なびくがよろし

慮る心持ち

他愛なきこと 草の如し

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