ほどけてゆく

景色が変わるにつれて

からだと こころの こわばりもほどけてゆく

皮膚の内側の奥に きゅうう と

縮こまっていたのが 

流れ出すように…

鼻をかんだら

いろんな色の混じったものさえ 流れ出て

吸い込んだもの

吸い込まずにいたいものを思う

生きていたい空気は

思いと同じように

澄んだものなのだよ

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