シナプスによびかける

本日の おやすみ前の 母とのひととき

いつものように 化粧水ぴたぴたしたあと

左手足に 「すわすわ」(インドメタシン系 スティック状塗り薬)を 塗っているのだけど

靴下脱がせた時 左足首が

きぅ と 曲がった

ん?

何かの弾みか 気のせいか

そのあと ズボン捲って

元々あまりなかった筋肉が 更に落ちて たふんたふんしている ふくらはぎの辺りに

「すわすわ」塗っていたら

膝が く と曲がった

ありゃ? 動かせてるね と言ったら

「え?動かそうとすっと 動かせないのにね」と

どうも 不随意運動のようでもあるけど

動かす能力がすべて失われたわけではないという 証明みたいなものだね

「この頃痺れるみたいなのずっとあるから なんかあんのかね」

うんあるある また びりびりっと電気信号繋がって こんだぁ 自分で動かせるようになるかもね

そうは言っても まだ 何が起こっているか自分でもわからぬので 半信半疑顔の母

まだ 糠喜びにならぬよう なんて 警戒もしつつ

できてるできてる 点と点ができてる あとは繋がりだね…と

母のおでこに ぴたぴたと指当てて 

そこにいるであろう シナプスに声をかける

頼むよ

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