また 野蒜海岸へ

また ふらふらと 寄った

野蒜海岸

貝殻と

流木と

石を 拾った

声や 気配は 拾えなかった

また なにかあったら 受け取り 渡しますから と

どこへともなく 呟いてみる

もう よし と できることと

できないことと

混在したまま

暮らしてゆくものだ

雪を 呼ぶような風

吹き抜けた

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