おふとんの中

大河原準介さん 率いる演劇集団 ロンドンパンダ

仙台では 初公演ですて 

今回の『おふとんのなか』

実は 6年前に 東京で 観ておった

詳細の記憶は 薄れてるのだけど

着想の面白さ

立体的舞台の用いかた

おおぉ♪て 思ったことと

生きづらさに ざらつく 肌触り

焦りのような 苛立ちのような もやもやした 気持ちよくない感情

そんな辺りが うねうねうねうねしてた

ただ 台詞が ほぼ聞き取れず

独特の世界の 内輪受けっぽいとこに ついて行けなかったのではなかったか

ま それは わたくしの 聴こえの問題が大きかったのですけんど

でも 今回

あれから6年

わたくしも 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさん デビューして

準介さんも 数々の 舞台やら イギリス遊学やら あれやらこれやらを経て

再会 というよりも

改めまして こんにちは の 舞台

きっとあの頃より(覚えてないくせに!)ハイテクになったり

より 音も 整えられて(音響といったら!の 本儀せんせだ♪)

厚みやら深みやら凹凸が くっきりしてる…

なにより 役者さんそれぞれの 力量が 説得力を 増すのだろうな

着想の面白さが 結実!

お布団の中で

壁の内側で

装うキャラクターに 守られているところから

一歩出たときの

生身に対する どうしていいかわからない 迷走感 

いたたまれなさ

むりやり剥いた瘡蓋の ひりひり感

その生々しさが

「見覚えあるだろう?」と にやにや笑いで 掠める

やるなぁ

これからも やってほしいなぁ

築き上げて ぶち壊して

異空間に 立ち上げる 物珍しさと 

そこに 隠される 胸のうちの お馴染み感

よろしくたのむ

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