「あい」の中に起き出す

朝まだき
瞼のように 半開きの 脳細胞に
「わたしは わたしのじんせいを あいしている」と 聞こえたてきて
誰がいった言葉であったか…と
しばし思いめぐらす
普段使いで「あいしている」なんて 使わぬわたくしは
くすぐったいと おもいつつも
誰がいったにせよ
いままさに そんな気持ちなのだな…と
そんなあたりに行き着いて
目覚める
「あい」の 中に 起き出す

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