耕す人

加藤登紀子さんの コンサート

思いがけず どぅ!と 泣いてしまった

独特の 声にか?

旋律にか?

いや やはり その心なのだろうか…

登紀子音階みたいな 幅厚み振動に 揺さぶられた

演じるでなく 人そのものが 感じて歌ってゆくのだな

どこを切ってもすべて「おときさん」である 

そのものが 作品でうたで人である…

当たり前のようで とてもとてもすごいことであるな

土を 愛を 耕す人なのだ

人に寄り添い それを 生き続けてゆく人なのだ

そしてそれを受け止め 共に響き合う人達が 集まっているもんで

ステージから客席から すべて やわらかな空気なのだ

んも…『百万本の薔薇』で 客席からの 歌声が 百万本以上の 薔薇であったよ

…また 泣く…

ステージの ピアノのかたが ピアノだけでなく ウクレレみたいなんやら ギターやら 三弦などまで奏でて
 
ぐっと来てたら

隣に居た 今回の コンサートへ 誘ってくださった 筆甫の元気な味噌…の みこちゃん(おときさんと仲良し…おときさんは みこちゃんの とうさま 故・岩佐寿弥監督 とも 仲良しだった…てな ご縁)

あの ピアノの人も とうさまと 仲良しだったかたで とても 我が道をゆく 面白いかただ…との 裏話もうかがったりして

気持ちよく泳ぐように 音楽のなかに息づく お姿がまた かっちょいいのであった

なんか んもう 「ほんもの」などという 言葉を 思い浮かべたりもしましたる

寄り添ってくれているのだなぁと 改めてしみじみ思った アンコール

震災後に 宮城にて 地元の人たちと 作り上げた曲…

また泣かされました

生きていくそのものを 分かち合うようなひととき

ほんとに ありがたいひとときでした

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