ひいらぎ

ささやくように

呼ばれた

甘く

ほのかに 匂う

ひいらぎ

まあるく やさしいきもちになる

そんなふうに 呼びかければよかったのにな

あのとき

まるで ちくちく 葉っぱだった

さびしい思いの 仕返しみたいに

沈黙という名の 棘

その奥の 震える花を 

素直に 言えば いいものを…

もう過ぎた日のはなし

ふと 思い出した 夕暮れ

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