起きるなり
毛のものに包囲される
白湯を 飲もうと
湯呑を掴む手に
すりすりすりすりすりすりすりすり
あむあむあむあむあむあむあむあむ
ちくちくちくちくちくちくちくちく
絶対狙ってるだろ!?の 湯呑に 尻尾ひたし 攻撃
下僕 白湯飲んでもいいけど 本来やることあるよな?かまえよごはんだよせなかかけよ…と
圧力 四方八方から
はいはいはいはい すみませんすみません 下僕の分際で あなた方の食べ物も 背中かきもさておきにして 腰掛けてしまいました
…なんてな
すこし 申し訳ないふりしてみる
しかし だ
今朝は 寝坊せず 起きた あんちゃが あなた方へのご飯を 差し上げてるはずだが
それとこれとは別物なのね
なにもたべさせてもらってないわたしたち みたいになっとる
下僕 一息ついたので
さてまた 動く
動かせていただく
今日もいい日に