でこぼこ小山越えて

先日

母の「 外出して 髪染めたい」発言

手術も 成功して 落ち着いた父とはいえ

「何故に今!?」と 心配やら 呆れやら あれこれで ムッとしてしまい

周りを喜ばせるのは 今 外出できる姿をみてもらうこともあるかもしれないが

周りに大変な思いさせてまで 出掛けて 髪を黒くすることではないだろう

他のところで 努力すべきではないのか…と

その気持ちも わかる

母も 介護のかたたちから「五十鈴さんお綺麗だから むかし もてもてだったでしょう♪」みたいなこといわれて

華やいでそんな気持ちになって

ちょっとしたことで いろいろ 活性化したり いい方向に ずんずんすすめるってことも あるでしょう

そんな 両方の言い分が うんうん と わかるもんだから

伝書鳩もりあやことしては

どうしたもんかうううぅ と

なんやら きゅううっと 胸が 苦しかったのでした

でも 父の伝言聞いて 母も「おとさんのきもちわかる…わがままいってるってことわかってる…やっぱりやめとく」て言った

わたくしは 助太刀したい思いでいたのだけど

父は「これ以上 疲れさせたくないんだおまえを…」なんて いってもくれて

だいじょぶだよぉ わしが髪切るわけでもないし介護タクシーに便乗するだけだもん…そんくらいのことはさぁ とか 返事した割りには

ちょうど 心身揺らいでいたときだったもんで

言ったあと ぐじぐじ涙が 滲んでしまって

全くもって 説得力ありませんでしたしね

…弱いわ…

やっぱりやめる 発言で

介護のかたがたが「え~ せっかく 娘さんも 協力してくれるっていってたのに 何故に!?気分転換とか した方がいいですよ~」と またもや 誘い水で

母も もいっかいきいてみよかな…と なったのですけど

父 それきいて 口調 更に 強く「なにいってんだだめだおれがだめっていったってちゃんといえ!!」とね

わたくしが ブロックしてしまった訳じゃない…と 思ってもらうための 気遣いもあったのだろう…でも そんなに強くいえないやね

ま そんなこんな また 伝言の折りに

髪黒くしなくたって お綺麗なの変わらないのだから せめて おとたま退院して めでたしめでたし…てなってから お祝いも兼ねて 髪染めのこと 考えない?と 母に言ったら

「うん…もっと 体力つけてからにする」て

ちょ…と一段落

あんちゃは 本日 胃の内視鏡再検査なんつってるし

そんなこんな でこぼこ 小山越えて

なんとかやっていくのだね

穏やかな 秋の日

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