愚かさも干上がれ

ふと もう過ぎ去った いきさつをおもいだす

珍しく はじめから終わりまでの 脈絡を たどったら

ぷつ と 煮え立つ 思い

それまでにこにこ気分だったのに

あれよあれよという間に

にこにこ成分 蒸発か?

ここにはもうないのに

だぁれもそんなこと 思い出しもしないのに

一人で むっつむっつと 歯噛みする

わたくしの 脳内にしかないのだ

もうやめようよっ!と いったところで

ぶすぶすぶす と ブスの心持ち

ぐおおおぉ! なんなんだちくしょう わたくしめえぇっ!と

言ってもいうこと聞かないようなんで

もういうのやめて ざっぶざぶと ためてた洗濯してやった

手の皮 剥けかかったけど(秋冬の風物詩)

まぁ すこぅし 紛れた

ブス脳細胞の罠に 巻き込まれるとこだっただ

危ない危ない

洗濯物干したあと

庭の菊の 美しうなじなど ぼぅ と見て

己の愚かさも 干上がりやがれ と 思う

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