まっすぐおうちに帰れない

落ち葉が 道路っぱたに かしゃかしゃわしゃわしゃしてて
ま なんつうことなく ただの落ち葉の 山なのだけど
ふと手にとって
じっとみると
そのなんてことない
そう鮮やかでもない
虫食いの形やら なんやら
みな 美しくて
この世に たったひとつであって…なんて思ったら
「 唯一」とか
「美し~」の 洪水に のまれそうになって
ゆらり と ふらつく
うわ~
それらを 一生のうちに すべてみることも てにすることもできないのだな などと 悔しい思う反面
まだまだ見たり触れたりしたいものが あるってことぢゃが…と 嬉しくもあり
道端でこんなことやってっから 真っ直ぐ おうちにかえれないのぢゃ

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