『ゆうなとスティービー』

角田在住の 堀米薫さんの 新作『ゆうなとスティービー』(絵 丸山ゆき ポプラ社)

ご自身の 送られている農の日々を

そこで耕された思いを

惜しみ無く注がれた 珠玉の 絵本

近著『あぐりサイエンスクラブ』シリーズ(新日本出版社)で 更に 大ファンに なったのですが

そこにも 通じる思い…

土に触れること

土のうえに いかされていること

命をいただいて生きていくこと

踏みしめる大地の安心感を得て

目の前の出来事に 踏み出し 越えてゆくこと

絵本という体裁の中で 登場する お子(ゆうな)の 成長を ここまで 描ききってくださるとは

思春期?の頃に 食べる とか いのちをいた だくことに対して ふらふらうろうろもやもやと 惑いが 生じたことがあった

そんな頭でっかちの 感傷的なものに からめとられていた自分に

会わせてやりたい

いや いま 出会えたからいいけどさ

感傷だけでなく

殺伐とした作業事実の突きつけではなく

日々の あることを全て鋤き込んで

生きてゆく命のものがたり

わたくしの中で「いのちをいただくしりーず」のとこ…

内澤旬子さんの『世界屠畜紀行』(解放出版社)『飼い喰い』(岩波書店)

『しんでくれた』(詩・谷川俊太郎 絵・つかもとやすし)

『ある精肉店のはなし』(纐纈あや 監督 映画パンフレット )

…に 拝むように並べておいておく

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