呆然としても 自失せず

母の歌稿 投函や

にゃんこらの食べ物や

用足 買い物へ

ふと見やる 道端看板に 見慣れた名前

…母 いとこの「智恵子おばちゃん」の 通夜と 告別式の 案内

呆然とした

運転中であること

その後やらねばならぬことを 見失わぬよう

呼吸を整える

「おばちゃん」にはあたらないけど

何という関係なのか あらわせないし

「ちえこばちゃん」と 呼んでいた

「あやちゃんに ほいなぐ呼んでもらえんの うんと うれしいの〜♪」て言ってくれてた

元教師で

沢山の人に 慕われて

退職婦人教諭の会 白萩コーラスが あった頃

わたくし 伴奏させてもらってた

その年に歌う曲が決まると

自分のパートの音取りのために

わたくしに カセットテープに録音してくれろと 頼んできた

熱心に しかし 楽しんでやっていた 

母が倒れたあと 

「何かと大変でしょ〜」と 息子のやってる 割烹「遊膳」の 季節のお弁当やら 届けてくれることがあった

ここ数年 体調崩して 入院したり

「なかなか 五十鈴ちゃん(母)の 顔 みさいがんねぇ」て 言ってた話 伝え聞いてた

あぁ なんて言っても どうしょうもないんだけど

あぁ…

たくさんのやさしさをありがとう

土曜の お通夜は 行けないけど

日曜の 告別式に 行こうと思うよ

…あぁ 呆然としても 自失せずいるよ

ばんげの支度するよ

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