「じーさん」と「ぱぱ」と

久しぶりの お友だちに会う

じいさん(みきちゃん)と ぱぱ(けいこちゃん)

どちらも 角田女子高等学校の 同級生

やたらと 悟ったような冷静さ 豊かな知識 生徒会で一緒の役職を勤め たくさん諭されたで「じいさん」と 呼ぶようになった…でも 人一倍の 乙女♪

ぱぱも おっとり 懐深くて ひけらかさないけど たくさんのことを知ってて 目先のことに 揺るがされることがない 頼もしさだった

じいさんとは 震災のすぐあと 会ったきり

ぱぱとは それこそ 十何年も 会ってなかった

もう 忘れちゃったろうな…の 些細な出来事

思いの外 覚えて 盛り上がる

先生の 抜き打ちテストに 反発して「みんな ボイコットしよう!」と 声が上がって 屋上へいくぞ…と 盛り上がったものの

でも わたくしのなかでは それに反発する気持ちが生まれなかったもんで

え~ 行かない なんて 一人 教室に残ったときの話

ぱぱは よく覚えてて

そんな「みんなで!」の ノリに 乗るときも乗らないときも 自分の中の物差しを使っていたこと…ぱぱも そんな風だったから

あぁ わかるなぁ て 思っててくれたってこと

きっと 揺るぎない人だから そんなこと 覚えてないのだろうな…を

それぞれが 思いもかけず 大事な思い出として 持っていることなど 今日 初めて知ったかも…

それぞれが それぞれの日々を生きて

「大変さ」を 抱えたり 越えたりしながらも 

変わらぬ その人のよさを ずっと 湛えている

いや むしろ もっと豊かに 底辺が 耕されている感じ

未だに じいさんとか ぱぱとか 呼んでごめんよぅ と 思いながら

またね て 手をふって

あの 高校生の日々が

まるで ついこの間のことみたいで

うれしくて たのもしくて

なんか 涙出た

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