醤油(去勢済 ♂猫 一歳四ヶ月)を巡る ひやひやはらはら

土曜夜

醤油が

わたくしの 携帯電話につけた イヤホンを はむはむしはじめ

やめれ〜と 笑いながら 写真など撮った

そして毎度毎度 飽きもせず

あんだの きょうだい さきっぽちゃんのぶんも いっぱいあそんでしあわせにながらえようね〜と なでなでまくってた

翌朝 おすこさんと ジャックだったであろう 亡骸(共に 四ヶ月 ♂)をみつけ

狼狽え 泣きながらも

告別式にゆかねばならぬので 埋葬はまだできないけれど さきっぽちゃん(享年 一歳二ヶ月 避妊手術済 ♀)のねむるあたりに…と 

掘り場所のあたりをつけるに シャベルを持って行ったら

近いとこの 芝生に ぺたし と うずくまってた 醤油

じゃっくとおすこさんが…と 話しかけたけど

事情を汲むわけでもなく 

じっと 前方に目を向けたままおった

そののち 告別式から 帰宅して

ジャックと おすこさんを 埋葬し

泣き濡れたりもしておった日々

弔いの朝 以来 醤油が 姿を見せてないことに 気づいていた

うすだーぷらこ(避妊手術済 ♀ 二歳四ヶ月)みたいに 外で落ち着く場所を 見つけたりしたのだろうか?

まさか 仔にゃんこらみたいに 変なもの食べたなんかで 具合悪くなって 帰ってきたりするんじゃないだろな 帰ってこおぉ!と

外へと 呼びかけ

「まつとしきかばいまかえりこん」の 下の句を ご飯皿の下に置き直し(置きっぱなしとったのだが)たりしてた

…らば 

金閣くるりんちょ(四ヶ月 ♂)をも 看取り 埋葬した日の 夜

2日不在ののち ふらりと 帰ってきた

怪我しているとか

よれよれぼろぼろでもなく

しかし お腹ペコペコでもなさそうで

どっかでご飯もらったのかな?と ほっといたが

なんとなく 覇気がない

不安が ぷう と 膨らむ

あんたまで いってしまうとか なしだからねっ!と 

いったってしょうがないことを言ってみる

翌日も なにか食べようとしない

はらはらしながらも 仕事へでかけ

帰宅後 水と 栄養価の高い 猫用の「介護食」てのを 舐めさせてみる

嫌がらないけど よろこんでいない

むむむむむ

その翌日木曜日

去勢手術していただいた 地元の 動物病院は 定休日

隣町の 別病院に連れて行ったほうがいいか?

でも 切羽詰まった具合悪さのようなものは 見受けられない

いや…ぱっと見 黒っぽい色で 体色の変化がよくわからないだけ?

様子見てていいか?

自分に都合のいいような 見立て…バイアスかけてないか?

父の 様子も穏やかだし でかけてしまうこともできなくはないけれど

やはり 長いこと一人で家に…という状態は 避けたいし…とか

まぁ とにかく 心落ち着かず

ちょこちょこ様子見ては

水やら栄養やら 舐めさせたりした

金曜 やはり 病院かなぁ と 

早めに休んで あれこれに備えねば と 思ったものの

帰り「ちょっと遅くなる」と でかけたあんちゃから

「気づいたら 白石まで来ちゃった…もう電車ないんだって 迎えに来てもらえるかにゃ?」など ふざけたメールあり

このおおぉ!と 思わず声が出た…らば

潜むように 休んでいた 醤油が 二階から降りてきて

自ら 水を飲み

他のにゃんこらが 食べ残した ご飯を 食べ

のち 母ベッドに 乗った

おぉ♪

こりゃ 快復とみていいのか!?と よろこびつつ

宝物あんちゃを お迎えに

白石への道道は

人里離れた感ありありの 街灯一本もない 峠道を越えねばならんとこ

夜中は特にひやひやしてしまう

出来得る限りの最大の安全運転配慮でゆかねばちちははのこともあんちゃのこともにゃんこらのことも すべて台無しになってしまう!煽られても 安全運転で行くぞ!と 構えたが

人っ子一人おらず一台の車ともすれ違わず後続車もおらぬ 暗闇

無事 お迎えることできました

ほっとした

醤油も 布団のとこに来て ぐろるぐろるぐろる…と

前よりは いつもの のびのびのかんじに アイドリングで まるまった

あれこれの身構えもあったからか

一夜明けて朝

身体中が みしみしみりみりてあった

でも 醤油も ほかのにゃんこらとともに ご飯食べに出てきて

気持ちは ゆるんだ

いやはや

少しさびしくなっても

ねこねこしく 愛しい日々

ゆるませてくれて ありがとうよぅ

コメントをどうぞ