ことばのあとをついてゆく

動けないわけではないのに

気づくと 座り込んでいるような 心持ちになっていることがある

でも はなしをかけられると

やたらと 弾けた 元気なことばなど 飛び出したりして

「無理に 元気なふりしなくていいよ」なんて

いってくれる人もあるのだけれど

それは決して 取り繕おうとしているわけでもなく

そんな勢いをつけないと ことばが飲み込まれそうなのかもしれない

勢いよく 放つと

おいていかれた風の 心持ちやらからだが

ずぃ と引っ張られて

また 動き出せたりもして

あぁ これは自分のためにもなってることであるな…と 思う

いつの間にか身に付いた術だな

ことばと心が ちぐはぐなことも あってよいのだ

人を陥れるのでなければ…なんて思いながら

ことばのあとをついていく

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