己のぐにゃもにゃ切り刻み

一ヶ月近く前に 手に入れた 飛び魚

新鮮生の状態で 焼いて食べるはずが

父の勘違いで 別のおかずを 準備してくれちゃったもんで

ま しょうがないや と

すりおろし生姜と塩麹に まみれさせて

冷凍しといた

何だかんだで そのまんま…

それを 昨晩 やっとこ 食べましたる

しかし ちちははあんちゃの それぞれのおかず 整え 書き置きしといたのに

父ったら 主菜の 旬海漬けで 物足りないと思ったか(ほかの惣菜は ノーカウント)

とっておきにしといた 国産スペアリブ冷凍まで 焼いて食べちまったそうで

おいっ!魚主菜なのに 肉までもとは…別に用いようと思ってとっといたのに 何 勿体ない食いかたしてんだよっ!…と

ことばは も少しやんわり言ったものの

思いっきり ご機嫌ななめ鋭角傾斜どころの騒ぎじゃない心持ちになっちまいました

ちっ と 腹立たしい 思いと

何でそこまで 腹立たしくならにゃならんのだか 疲れているのか? ケツの穴 小せぇ わたくしよ と

ぐにゃぐにゃな気持ちで 一人 夜ご飯

ああぁ せっかく 海から たどり着いてくれたのに

斜めのまんま 食うて すまぬ

食べながら すこうしずつ 気持ちも しずまったとはいえ

毎度馬鹿馬鹿しい 己に とほほでやんす

気を取り直して 探索した 耳石

ありましたる

やはり 美しく 揺るぎないまんま 真白く その魚の 時を 道程を 刻んでいるというのに…

恥じ入りながら

己の ぐにゃぐにゃな 斜め心を きっぱりと 切り刻むように

翌日の 惣菜の野菜など 

切る

茹でる

炒める

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