一般病棟へ

母 めでたく 一般病棟に 移りました

まぁ 手放しで喜んでるこっちゃないのですけど

取り敢えず 緊急事態は 遠退いたわけだね

だるくて 眠い…と とろりとろりぼやんとして

あまり目を開けないでいるものの

すべて わけわからんちんになっているわけではないので

あれこれはなし やりとりできる状態

「ひゃっこいののみたい…ヤクルトかなんか…」て 具体的だし

左の麻痺があるので 今のところ まだ 飲み込むのは 無理なので て 言われたはずでしょうに

…とスポンジのついたスティックいただいて

ひやひやを ちょちょちょ と お湿り程度に…

倒れたときのことを 詳しく説明したりもするし

そんなに細かく言えるなら まぁよいね

「角田市民文化祭の短歌や俳句の投稿…20日までなんだからあんだ忘っしぇねぇで出さいなぃん」て ことまでいってますがな

あれこれ気がかり事項が

浮かんでは沈むゆめうつつのあわい

でも 明日の 仙台ちぎり絵サークル…

わたくしが 母乗っけて 行くことになってたのを

欠席連絡誰にすればよい?と 訊いたら

「明日?なんだいん…欠席しねぇで 行ぐでば」

わはははは…ふざけんな~

こっちでちゃんと 連絡しちゃるから ゆっくり休まんかいっ!!

すると 横から父「黒田さんだべ…」と 一言

「おとさん ちゃんとわがってんだなぃん」と 母

そんな やりとりをしているうちに

一般病棟へ お引っ越し…と あいなりました

暫し お襁褓になる…てんで

買いに行ったら4410円

ぎゃ~!

財布に300円あるかないか…

と 焦ってたら

「ぶぁかか…俺が出す」と 父

すんまへん 金銭的に 全くもって 頼れぬ娘だわ…

ばあちゃんのやつ 残ってたったよ…と いったけど

「今買ったほうが 早いべ」と 父

正論です

ばあちゃんの残した お襁褓は

震災の 夜 (突然の月のもの来訪!!)わたくし助けられましたものねぇでも そこしっこうんこ 平気でできなかったんだよなぁ…なんてこと言ったら

父「またそうやって 使うがもわかんねぇから とっとけばいい」

…またわたくしが使うのか!?

そんな 阿呆な会話をしつつ

疲れた…と言う父の横で

あぁ二年くらいぶりに 風邪引き前みたいに喉がいたくなってることに気づく…

そこにきたか わが疲れよ…

まぁ これから はじめましての リズムがあれこれやって来るだろうけど

あれこれ乗り越えてきた わしらですもの

またなんとかやっていこうや…と

互いに 言葉にはしなかったものの

なんとなく 頷く

「早く帰ってやんないと ぴっち 機嫌悪りぃぐなってっずぉ」なんて にやりと 笑う 父

無理なくがんばるべ

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