山谷あってこそ

退院して すぐの 父

ほぼ 無反応にも見えて

これからまた 反応が 分かりにくくなってしまうのかなぁ と

危惧しておりましたものの

昨夜から 喋る センテンスが

長目になって

あまりの 変化に

おおぉ!?うれしや…しかし 一時的なもの?と

なるべく 喜びすぎぬよう

期待しすぎぬよう と

はしゃぎたくなる心持ち

おさえおさえ おりました

しかし 本日も

仙台の 定禅寺通2×3の ライブ配信から 帰宅して

ただいま と 声かけると

「あぁ おかえり」て

御襁褓が 微妙に ずれてるのを おれれ?と 指摘したら

「自分で取り替えようとしたんだ」ですと!

すごく 「かつての 『普段』」の ものの言い方

昨年八月 脳梗塞に なって入院してすぐの「大丈夫だ、明日には治る」て言った時と ほぼ同じような 言い方 声色

母が「おとさん がんばらいね」と 声かけたら

「次は もっと よくなる」て 微笑みさえして 応えたよ

うれしくて 震える

今日の 昼頃の おっきな 地震があったこととかの 記憶は 留まってなかったようだけど

雨の話したら

「こっちも うんと降ったようだな」とか

あぁ 父だ

紛れもなく やり取りの会話だ

口腔ケアも

ちゃんとしなくちゃ いろいろ大変なことに…と 言いかけてるうちに

うんうん頷いて

かぱっ と 口を開けてくれた

数日前の 頑なな「なんぼしてもやんだ」表情が 嘘のよう

まぁ また 体調によって 頑ななる日も やって来るかもしれないけど

そんなもこんなも ひっくるめて

向かい合いますとも

山谷あってこそ

日々 真新しい気持ちで いようと思えるのだからな

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